大腸の病気について

大腸の病気について

ポリープ

大腸のポリープは、大きなものになると、出血を起こすこともありますが、たいていは自覚症状のないままに進行します。
ほとんどが良性のものですが、肥大化、がん化するケースもあり、5ミリ以上のポリープは切除をお勧めします。当院では、大腸カメラ検査中に発見した場合、その場で切除することも可能です。ただし、2センチ以上になりますと、入院が必要となることもあります。

大腸がん

大腸がんは、日本人のがん死亡原因の第二位に位置する、身近ながんです。
早期大腸がん、小さな大腸がんであれば内視鏡により切除することもできます。進行すると、出血、腹痛、下痢、便秘などの症状が現れることがあります。
定期的に大腸カメラ検査を受けることで、重篤化を予防できます。

急性腸炎

ウイルスや細菌の感染を原因とし、いわゆる「食中毒」もここに分類されます。下痢、腹痛、血便、嘔吐などを引き起こします。
薬で症状を軽減しながら、しっかりと水分補給を行います。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)

下痢、血便、腹痛などの症状が長く続きます。食事の欧米化を含む、ライフスタイルの変化がその原因の1つになっているとも言われています。
内視鏡検査にて診断し、薬で症状を抑えますが、その後も継続的な観察・治療が欠かせない病気です。

このような症状はございませんか?

過敏性腸症候群

腹痛や便秘、下痢などの辛い症状が長期間続き、その強さは日常生活に支障をきたすほどです。
整腸剤で症状を緩和しながら、普段の生活の中に潜むストレスなどの因子を除去・改善する治療を行います。

大腸憩室症

大腸の内側の壁が、外側へ向かって飛び出し、その様子が小さな部屋のように見えるものを大腸憩室と呼びます。若い方に診断が下されることもありますが、年齢を重ねるごとに患者数の増加傾向が見られます。
ライフスタイルの欧米化、大腸の筋肉の衰えに原因があると言われています。
症状が現れることは稀ですが、便秘や腹痛、憩室炎(憩室内の炎症)、憩室出血が起こるケースも見られます。憩室の形状を元に戻すことは困難で、症状を緩和することに努めます。

便秘

便秘は腹痛と並び自覚しやすいにもかかわらず、「体質だから」と見落とされることの多い症状です。
問診、触診、内視鏡検査により、本当に体質による便秘なのか、それ以外の腸の病気による便秘なのかが判断できます。
体質による便秘だったとしても、その原因を探り、食事や運動などの習慣を見直せば改善することがありますので、ぜひ一度ご相談ください。小さなことと思われるかもしれませんが、毎日のストレスを少しでも解消しておくことは、身体全体への好影響となります。

このような症状はございませんか?

  • 腹痛、下腹部痛
  • 下痢、便秘
  • 吐き気、嘔吐
  • 血便
上記のような症状がございましたら、枚方市の医療法人永松医院までご相談ください。
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