新しいC型慢性肝炎の治療の概要の抜粋です。
ダクルインザ・スンベプラの登場により、インターフェロンとリバビリンを使用せず、かつ経口剤のみで治療が可能となったことは画期的です。 1つは、外来治療が可能となることです。インターフェロンを含む治療の場合、副作用管理のために治療開始時に1~2週間の入院を要し、また、インターフェロン治療のために毎週通院が必要でした。ダクルインザ・スンベプラ併用療法は外来で治療を開始することができ、毎週注射のための来院が不要となることから、仕事や介護を続けながら治療を行うことができるようになります。2つめはダクルインザ・スンベプラ併用療法は概ね良好な安全性が確認されており、患者さんのQOL改善につながることが大きな利点です。