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2015.10.09

都会で増えるチャドクガ皮膚炎

最近少し増えてる気がします。
突然、強いかゆみをともなう赤い水ぶくれが起こる。かくとどんどん広がり、耐えられなくなる。何かに刺された記憶はないが、唯一、思い当たるとすれば公園のベンチに腰かけたことくらい……。その症状はチャドクガ皮膚炎の可能性があります。
①針に触れただけで発症します。
②虫の活動が活発になる夏から秋にかけて、虫に接触したり、刺されたりすることにより発症する皮膚炎が多くみられます。
③そうした中で近年、注目されているものの一つがチャドクガ皮膚炎。チャドクガというガの幼虫(毛虫)による皮膚炎です。原因になるのは目に見える長い毛ではなく、幼虫の体に50万本以上あるといわれる長さ0.1ミリの毒を含んだ微細な針(毒針毛)です。幼虫が生まれる6月と9月がピークですが、チャドクガは卵から成虫までの全期間で毒針毛を持つうえ、脱皮後の抜け殻でも発症するので油断は禁物です。
④チャドクガは山間部よりもむしろ、市街地で卵を産むことが多いといわれています。これは公園に幼虫のえさになるツバキやサザンカが多く植えられているからです。
⑤幼虫そのものに接触しなくても、落ちていたり飛んできたりした針に触れただけでも発症します。このため、毛虫が原因と気づかないケースがとても多いのです。風で飛んできた幼虫の針が洗濯物につき、知らずに衣類を着たりしたことがきっかけで発症することもあります。
⑥市販の薬は効果ありません、虫刺されと思って家庭のお薬良くならない場合は相談下さい。

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